後悔した事

そんな事を気にも留めず、両親とあまり一緒にすごしたくなくなっていた私は友達の家や彼氏の家に泊まることが増え、家に帰らなくなっていきました。
高校三年生になり、就職が決まった頃、祖母が亡くなり、そのとき命の儚さを改めて思い知った私は、自分のしてきたことに激しく後悔しました。
セキセイインコの寿命は約10年。
うちにこの子がやってきて、今がその10年目。

私はこの子にたくさん癒されて、愛情をもらってきたのに、何にもできていない・・・

それからは、慣れない仕事で気持ちの余裕はあまりないものの、今までの分を埋めようと、一緒にすごせる時間を大切にする努力をしていました。
だんだんと飛べなくなり、足も悪くなって、寿命の文字が家族の頭によぎり始めた頃、

大切な我が子は、天使になりました。

元気になってほしいと、帰り道に買ってきた大好物のキャベツとリンゴを食べられないまま。最後はいつも面倒を見てくれていた母の手の中で、私が仕事で家を出た直後に、静かに眠りについたそうです。

もっと早く、大切なことに気づいていたら、寂しい思いをさせることもなかったのにと、とても後悔しました。

私に命の大切さ、大切な人と過ごす時間の大切さを教えてくれたあの子に、私は今でも心から感謝すると同時に、申し訳ないという気持ちでいっぱいになります。

本当にありがとう、大好きだよ。